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2004年3月16日 (火)

ブログとネットワークの知

実は、本業は建築屋だったりする。実は、とても地味な仕事を積み上げていたりする。実は、日常むちゃくちゃ忙しくて、昼飯も週に半分はまともに食えないくらいだったりする。更に実は、全身全霊でとりくんできたある大きなプロジェクトが先日つぶれたばかりだったりする。そう、もっともっと実は、ココログでこんなに記事を書きまくっているられるというのも、勢いで動いていた前のプロジェクトがつぶれていきなり足をすくわれ、そのためにあけていた時間が思いっきりあまってしまっているという現実と、どこへもやりどころもないルサンチマンをもてあましているとい情念が、交差しているからだったりする。

いきなり、私事を開陳して恐縮だが、ここからブログとネットワークの知という2者の関連を引き出していきたい。
正直にいって、このブログをはじめたとき精神的にすこし破綻しかけていた。自分をどう運んだらいいのか、運ぶのをやめたらいいのか、行き場を失っていた。そこに、一筋の光明のように、ココログの環境が舞い降りた。仕事という現実だけでは、すりきれてしまいそうな自分をもう一度自由にしてやることがここでひさしぶりにできた。実は、ここにたどりつくまえに海外出張に逃げたり、酒を飲みまくってみたり、いろいろあった。ここにその一端を書くことすらためらわれるようなこともあった。
書くことを通して、自由になれるという感覚をしっかりつかんでおきたい。
まるでスポーツを通して体をすっきりさせるように、あたまを使わずに全身で書きたい。頭を切り落としてしまって、身体だけで書ききりたい。正直にいうと、書いているときにあまり深く、先まで考えていない。(ああ、だからこんなに浅い文章しかかけないのだろうか?)頭に浮かんだことと、そこ書いた要素の延長をただただ追っていくだけ。ごくごく普通の身体と心の状態でかいている。普通の状態だけれども、どこかで深く集中している。電車の中でキーボード付のPDAで、ココログの記事を書いていて駅を乗り過ごしたことも、1度や2度ではない。
こういう状態になれたのは、ひとえに自分が書いたものを誰かが読むかもしれないという構えを自分で持てたたからだと思う。それも、このココログで実際にすでにいろいろ書いていらっしゃる諸先輩方を想定の上の読者として、ずどんと自分の前においておけたことは大きい。
そう、実はネットワークに存在する知というのは、リンクとトラックバックとコメントで構成されているのではなく、人と人とがこの場を共有して、なんらかの接点を持てる、形成しうるという一点でできているように思えてならない。ブログでなくとも、いままでのネットでも技術的にはかなりのことはできた。ここでしかできないことというのは、これだけ良質の書き手と読み手がそろっている環境だということではないだろうか?尊敬する極東ブログのfinalventさんが、いつぞや、「何人かの人とめぐりあえたことだけが、ブログをやっていてよかったと思えることだ」、という趣旨のコメントを残しておられた。至言だと私には感じられる。

さすがに、軽いノリで書いてもアップする前には、すこし時間をおいてから読み直して、推敲している。あまりにもこの記事には結論がない...そう、結論はきっと、こうだ。

ココログでお世話になっているみなさま、ありがとうございます!お陰さまで、なんとか立ち直れそうです!

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コメント

おはようございます(こんにちは)
いつぞやは、どうも 

さて、以下のことに共感したので少しだけ・・

>書くことを通して、自由になれるという感覚をしっかりつかんでおきたい。

これはぼくも感じました
書き始めた当初は、みょーな「目立ちたい意識」と、その反面で閉鎖的な部分(恥ずかしいので隠しておきたい)が共存する背反的な感じがあったのですが・・
はじめてしばらくしてから、感情や思ったことを全部吐き出すようになったら楽になりました。

あとはやっぱり・・・議論ですかね

ぼくの場合はたぶん、ハーバーマス的なコミュニケーション的合理性を地で行ってしまっていたので(気づかない間にですが..)、やはり「負けるかもしれないけど、飛び込んでいく」っていうことで、いろいろなものが磨かれていったような気がします・・。

・・どうせ負けてもネットの上でのことですし、
・・たとえばれたとしても、やましいことしてなければ、大丈夫でしょうしね

(ぼくの場合、周りにはばれてますが..)

そういうわけでこれを機に、どんどん発言されていくと良いような気がします


あとはやっぱ、気になってることの吐き出し場、って感じですかね..


あ・それから
遅くなりましたが、blog新築おめでとうございます m(_ _)m

投稿: m_um_u | 2004年3月22日 (月) 04時35分

m_um_uさん、

こんにちわ、いつもblogを拝見しております。ぜひ、一度m_um_uさんのデスマッチ(?)の様子を観戦したいと無責任に思っておりました。

とにかく、「書くこと」と「吐き出すこと」を等価にしたいと思っております。それが、今の自分にはとても気持ちのよいことです。

ネットの上で知り合った方と、どのような形でコミュニケーションしていけばよいのかいろいろ自分なりに模索しております。

また、いろいろ教えてください。とりいそぎ御礼まで。

投稿: ひでき | 2004年3月22日 (月) 18時56分

(コッソリいいますが・・いまは北田ギョーダイさんと遠隔イヤミ合戦をしていますw)
http://d.hatena.ne.jp/gyodaikt/

投稿: m_um_u | 2004年3月22日 (月) 22時05分

あちゃー、○○(同じ文字)さん?××す×りさん?すごいですねぇ。でも、なんかギョーダイさんって共感もてないな、なんでだろ?知識の人なようなにおいがする。なにしている人なんですか?

投稿: ひでき | 2004年3月22日 (月) 22時14分

ギョーダイさん<こういうひとです
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/2948/works.html

でも、基本的にはいいひとのはず...
だけど、
ちょっと、学問的にすれ違いがあるので、イヤミ合戦になってるのです...

んなこと言っても、ちょっとした遊びなんですけどね
(ネクラな 笑)

投稿: m_um_u | 2004年3月23日 (火) 04時57分

私も今年になってからじゃんじゃん書き始めたのですが、私の場合は書くネタが出てきて出てきて、書いて頭の外にアウトプットしないと苦しい感じで、書き続けていました。

書く内容はほんと天から降ってくるって感じとしか言いようがないですねー。

ブログの前は自分のサイトで日記らしきものを書いていましたが、ブログになってからこのインタラクティブ性とか、見られる人の範囲がちょっと変わったのもあったりして、その辺でのダイナミズムを感じました。

ひできさんのプロフィール拝見させていただきました。私は大学はひできさんの後輩ですね。学類は私は芸専です。

投稿: Hiroette | 2004年5月21日 (金) 10時06分

Hiroetteさん、こんにちわ、

ええ、そうなんですよ。書くこと書いたら、もうブログやめようと思っていたんですけど、5月に至ってもまだ書くことが増えつづけています。困ったもんですね。なんか、書いているときって、結構気持ちが「しんっ」としている感じがするんですよね。不思議です。

でも、やめるときはいさぎよくやめようと思っています。

し、しかし、世の中狭いですよねぇ。はぁ。

投稿: ひでき | 2004年5月21日 (金) 15時54分

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