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2004年6月 8日 (火)

[書評] 攻殻機動隊 Ghost in the Shell

[書評] Ghost in the Shell 「攻殻機動隊」(*1)

cover


西暦2029年 ---
企業のネットが星を被い
電子や光が駆け巡っても、
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来

1995年に発表された「攻殻機動隊」の冒頭シーンに興奮してから10年余り、改めてこの映画の価値と先見性を実感できる2029年の未来から逆算された過去の地点に、私達は立っている。今、あらたな視点で「攻殻機動隊」を体験することが可能なのは、私達が過去10年間以上にわたってネットとつながった生活を経験してきたからだろう。1995年以前のネットワークといえばまだ単純なパソコン通信しか日常にはなかった。パソツーは、スター型のネットワークにしかすぎず、現在のインターネットのように中心のないネットワークは、まだ一般には体験されていなかった。こうした時代に、今日私達が問題とするようなネットワークの分散と集中の問題、ネット上の自己同一性の問題(現在の問題で言えば例えば匿名の問題)、国際的な民族的混乱と対立の問題、などを予見した「攻殻機動隊」を作った知性たちというのは一体なんなのか、感嘆するばかりだ。

「攻殻機動隊」にはあまりにキーワードが多すぎて、どこから始めたらよいのかわからない。いまさらネタバレでもないので、いっそ最後の草薙素子と2501との融合からはじめるべきなのかもしれない。例えば、情報生命体2501を作った公安6課と、公安9課の激しい戦闘があった旧い博物館で進化の系統樹をマシンガンで打ち抜くシーンはかなり示唆にみちている。これは、草薙素子と2501の融合が地球上の生命体の人類の新しい進化である、という意味でもあろうし、人間がすでに進化の袋小路に達しているということを示しているようにも思える。

「攻殻機動隊」以前に描かれてきた単体でしか存在してないサイボーグや、ロボットのSFと比べて、ネットがすでにそこに存在していることが「攻殻機動隊」の世界ではあたりまえになっている。ネットの存在は私達に、「攻殻機動隊」の冒頭の義体の製造工程の映像で暗示されるような電子顕微鏡の微細な視点から、個体の輪切り画像のような対象内部の視点、そして、神のごとき高見の視点まで、自由にどこへでも焦点を結ぶことを可能にした。地表の細部の構造を見ながら、衛星軌道上からの画像を眺め、発想することすら、ネットを駆使すれば既に可能だ。「攻殻機動隊」は、すでにそうした情報の自由さが自明のものとなっている社会で、次はどこへ進むのかという方向性を示している。

「攻殻機動隊」の中で、くりかえし語られるキーワードの一つは、集中化による多様性の喪失だ。大量生産により生み出された自分と全く同じ身体を持つ別人格との出会い、たぶんグーグルのごとく単体で十分にネットを覆い尽くしてしまう力をもつネット生命体2501、自分の魂の領域までハックされ妻も娘も過去の記憶も人形使いにより偽造されてしまう清掃局員...「攻殻機動隊」には、個性、多様性を喪失するエピソードが重層的に語られている。これらのエピソードは、いまのままの技術では不可能なこともあるが、2chの匿名問題のように表現された自分が自分であることが証明不可能な現代のネット社会に棲息する私達なら、十分この混乱の深さを実感できるのではないだろうか。

本ブログにおいて繰り返し分析してきたように、一体化された社会、グローバルな市場、緊密なネットワークにおいては、個体個体の違いは、正規分布ではなくベキ乗分布(*2)により表現される。個人の所得、企業の規模、国家のGDP、ネットのリンク、SNSの地域分布などが、恐ろしいくらいに偏って集中し、存在することになる。いわば、ネットワーク社会とは、真っ平らな、境界のない社会であることが実感されつつある。これは、フランシス・フクヤマのいう「歴史の終わり」の後の社会なのだろう。「攻殻機動隊」で描かれる世界は、こんな世界ではなかろうか?

自分の環境も真っ平らな空間になりはて、自分自身も自分であることが証明できないような世界において、どのように自分が自分であることを証明したらよいのか?多様な解釈が可能な「攻殻機動隊」を改めて見て、私が感じたひとつの結論は、子供を生むということ以外ありえないということだった。「自分に自信がもてないのに子供なんて」ということばが聞かれる現代の少子社会に異を唱えたい。実は、自分が自分であるといことは極めて状況的なことだ。この状況、この偶然を、自分が自分であるという必然に変えることは、他者と交わり、あらたな人格、多様な子孫を自分で生み出していくということ以外にない。

もう少しマイルドな言い方をすれば、自分にしか作れない結果を残すということだろう。簡単に言えば、他者から信頼される、他者から自分が自分であると認められる、ということは約束を守るということだ、期待に応えるということだ。これ以外に、自分が自分であることを他者に証明する方法を私は知らない。顔を変えることも、名前を変えることも、別な人格になりすますこともできる高度なネットワークを実現した技術社会において、ネットワークの信頼されるノードでありつづけるということはノードの機能をきちんと果すということしかない。マンガ版の「攻殻機動隊」で草薙素子の価値を、「荒巻部長」が「草薙をすてるということは、膨大なネットワークを切り捨てるということだ。霊能者よりも貴重なのに!」と評価していた(記憶によるので、正確な引用でない。電脳が欲しい!)。

こうしてやっと記事の最後まで来て「攻殻機動隊」の最初のシーンにたどりつくのだが、子供を生む、結果を作るということを私の中にある別な言葉で表現すれば、自分でビルから飛びおりるというイメージにつながる。しばらく前に「電車男」のエピソードがネットの上で話題を読んだ。私は、この話は、「電車男」が新しい神話を、トゥルーストーリーを、ネット上に生み出した、ととらえている。誰かがどこかで書いていたかもしれないが、ネット以前、近代以前、歴史以前の社会においては、文化を人間社会に伝播するミームに相当するものは、物語しかなかった。私達の共同体の共有のトゥルーストーリーである神話も、強力な伝播力を持ったミームであった。構造主義で切っても、機能主義的社会学できっても、精神分析で切っても、神話は決して荒唐無稽な物語ではない、きちんと構造をもち、構成され、場合によっては人間の持つ深層心理、集合的無意識の論理をもった物語だ。ミームとは、「攻殻機動隊」の言葉をかりればゴースト障壁の複製だ。しかも、複製によって劣化することなく、常に共時的に「遺伝」していく。

原人プルシャが死ななければならなかったように、古事記のオオケツヒメの死体から穀物が生まれたように、トゥルーストーリーは、死と再生を語る。谷へ落ちて、そこからはいあがってはじめて人間は人間になる。ネットの上での、自己投機というものが、どのような形になるのか、明確には私にはわからない。ただ、ネットの上で真の行動を起こし、自分を投機した「電車男」は、ネットの上の信頼性、自己同一性、そして、リアルの女を得ることができた。「電車男」は、自分をいままで考えもしなかった行動へ追いやり、自分を再生させることができたのだと私はとらえる。それは、草薙素子の物語が超高層ビルから飛び降りるところから始まるように、死と再生は繰り返される。

飛び降りること、海に潜ること、は単純な死のシンボルということではない。死と同様の鮮烈さをもつのかもしれないが、自分が自分であるとおもっている自分を捨て去ること、自分の対象物への固執から離れること、などと等価なのかもしれない。

攻殻機動隊を9年ぶりに見て、そんなことを感じた。

■注記

*1
「攻殻機動隊」のDVDを買って夜中に見た。妻に「じゃあ、倹約なんていわないで私も洋服買っていいわよね。」といわれた...多分、今回の記事が自己ブログ史上最高の投資額になるのだろう。
私の誕生日を記念して、私の大好きな「攻殻機動隊」について語りたい。いつぞや書いたか記憶が定かでないが、私がいまここにあるというのは、間違いなく父祖をはじめとする私を取り巻くあらゆる方々のご恩があるということだ。ご恩というネットワークの結節点として、いま私がここにいる。深く、深く、感謝したい。

*2
例えば、
[書評] べき乗則、ウェブログ、そして、不公平さ
[書評] 都市経済、 テクノロジー、 クラスタ、 そして、 べき乗則
愛に空間を

これについては、たくさんの方からヒントをいただいている。例えば、
地形の輪廻と「麗しい澤」 by BigLoveさん
ベキ乗分布。 by akillerさん
ベキ法則って? by it1127さん
「アオイショウメイの連鎖」モデル by m_um_uさん
山口浩さんからの「そそる」論文のご紹介

■参照リンク
GHOST IN THE SHELL by akiさん (「ダイアローグ」を読ませていただき、あらためて自分がどれくらい攻殻機動隊にはまっているか自覚しました。自分の書き言葉ってめちゃくちゃ影響うけてますね。ありがとうございます。)
プロジェクト2501 by たりぽんっさん
グリゴリの捕縛
・『産霊山秘録』 by 松岡正剛さん (「草薙」って鎮護の意味があるんですね
距離、時間、そして統治と戦争 (HPO)
curated consumptionから連想するもの (HPO)
[書評] アップルシード 2巻 apple seed 2nd volume (HPO)

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コメント

ひできさん
DVDを購入されたとのこと。奥さまに怒られついでですから、ここでやはり原作マンガもクリアせねば。映画「攻殻機動隊」も、「イノセンス」も、骨格はマンガの1巻に収められています。マンガにはこの他1.5巻と2巻があり、素子の去った後の公安9課、9課を去った後の素子(の「子供たち」)が描かれています。
映画の素子は本当に「人形」のようですが、原作マンガでは「生きた人間」で、きちんと笑ったり怒ったりします。深刻ぶって悩んだりしない軽やかさがウリと私は考えています。眉間にしわを寄せたがる向きには映画のほうがいいのかもしれませんが、私には、映画よりさらに深い広がりを持ちながら、どこかすっと力が抜けているマンガのほうが魅力的です。

投稿: 山口 浩 | 2004年6月 8日 (火) 20時32分

山口浩さん、おはようございます、

マンガは、1.5を除いて読みました、かなり繰り返し、繰り返し。士郎さんの知見、予見は、ほんとうにすごいと感じております(ちなみに、本文中の荒巻部長の科白は一巻からの引用)。でも...押井守さんが好きです。

素子が潜水して水面に戻るシーンは、そのまま「天使のたまご」のクライマックスなんですね。

投稿: ひでき | 2004年6月 9日 (水) 09時33分

ひできさん、遅ればせながらお誕生日おめでとうございますっす。

「甲殻機動隊」については書きたいことがありすぎるので、書いてる余裕がないので、是非今度ディスカッションしたいっす。実は今取り組んでる事業のコンセプトワークにもつながっていたりします。

投稿: ぐんぐん | 2004年6月 9日 (水) 09時47分

をを!とうとう!

ぐんぐんさん、こんにちわ、いらっしゃいませ、

いいっすよ、あとでちゃんと記事にしてフィードバックしていただければ。いっそ、ぐんぐんさんがいつも携帯しているPCで実況ディスカッションしながら、記事にするとか...でも、ほんとうにぐんぐんさんお忙しそうだからな、あんまりいぢめるのはやめます。

はぁ、全然話しが変りますが、だんだんここも安住の地ではなくなってきたようです。これから少なくとも就業時間中にブログを書くのはやめます...

投稿: ひでき | 2004年6月 9日 (水) 12時44分

ひできさん、こんにちわ
>「攻殻機動隊」の中で、くりかえし語られるキーワードの一つは、集中化による多様性の喪失だ。
>「攻殻機動隊」には、個性、多様性を喪失するエピソードが重層的に語られている
>ネットワーク社会とは、真っ平らな、境界のない社会であることが実感されつつある
>。「攻殻機動隊」で描かれる世界は、こんな世界ではなかろうか?
「攻殻機動隊」観ても読んでもなくていうのもなんですが、これってひできさん、わざとこういう解釈にしたんですか?これだと結局ニュアンスが『1984』や『すばらしい新世界』(メタファは全体主義?)あるいは『幼年期のの終わり』(メタファ熱力学第二法則?)とか、均質性の悲劇ですよね。時代が進んで取り巻く環境は変わっても多様ではなく均質なのかなぁ。でも、
>多様な解釈が可能な「攻殻機動隊」
>他者と交わり、あらたな人格、多様な子孫を自分で生み出していくということ
>草薙素子の物語が超高層ビルから飛び降りるところから始まるように、死と再生は繰り返される。
を読めば、多様性を暗示しているのか。きっとこの物語は均質世界(ぼくは均質ではないと思うけど、物語の進行上便宜的にそうしていると思う)を語りながら、そこからどうしても多様を生み出してしまう自然界の力強さを草薙素子に象徴させているような気がする。(自分がそう思い込みたいだけですが、笑)
■参考http://it1127.cocolog-nifty.com/it1127/2004/04/sf.html">http://it1127.cocolog-nifty.com/it1127/2004/04/sf.html
そのシステム理論の三つの概念とは、すなわち、1.<孤立システムモデル>、2.<閉鎖システムモデル>、3.<開放システムモデル>である。そして、1.では非常に限定された社会状況における人間と機械の関係を扱った短編が取り上げられ、2.では、アンチ・ユートピア長編SFが考察され、3.では、コンピューターが人間の脅威となるどころか社会を豊かにし、人間を地球から解放し宇宙へと脱出する手助けとなる明るい未来を語った作品が言及される。

投稿: it1127 | 2004年6月10日 (木) 16時51分

it1127さん、こんにちわ、

そうなんです、確信犯です(笑)。

攻殻機動隊の世界って、都市の風景が結構前面に出てきているんですけど、半分水没した荒廃した感じがする都市と最新の未来都市の部分とに分かれているようです。一方で、「600万ドルの男」ではないですが製造にもメンテナンスにも莫大なお金のかかるサイボーグ化された連中がいて、バラックに住みテントの市場で買い物をする難民と思しき連中が混在している、という状況なんですね。これって、結構このまま2004年の今の、市場がこのまままったいらになっていく先にまっているかもしれない都市の予想図に私には見えました。

しかも、「電脳」と呼ばれる魂に近いレベルまでハッキングが可能なほど緊密なネットワークがひかれていて、その都市に住む住民たち(多分ある意味エリート層だと思います)とコンピューターが結び付けられているんですね。

マンガ版と違い、映画版の草薙素子は、そうした状況で、「義体」化された自分が本当に自分であるかどうか確信がもてないでいる。つながっているんだけど、つながっていない状態なんですね。なんつうか、物理的には、誰とでもどことでもアクセスできるんですが、真の意味で誰ともつながっていない、という非常に孤立した状況に草薙素子は生きているわけです。

それこそ、「幼年期の終わり」でないんですが、こうした状況から「行動」によって、「草薙素子という女」でもない「(2501)人形遣いと呼ばれたプログラム」でもない、新しい存在が生まれる、ここではじめて多様性が回復、あるいは初めて獲得される。

そんな風に、私は解釈いたしました。

投稿: ひでき | 2004年6月10日 (木) 17時06分

ひできさん、お疲れ様です
解説ありがとうございます。機会があったら観て(読んで)みますね。(返事はいりません)

投稿: it1127 | 2004年6月10日 (木) 18時36分

it1127さん、こんにちわ、

あれから、どうしてもさびしいと感じる気持ちをぬぐえません。ぐすん。

それこそ、「つながっているけど、つながっていない」状況を噛み締めております。

投稿: ひでき | 2004年6月11日 (金) 11時11分

こんにちは!
攻殻機動隊ってホント奥が深いですよねぇ〜
アニメ、映画、マンガと幅広い世界を展開していて、私達を楽しませてくれます!
ただ、内容が大変難しく理解するのが大変な時もありますが、すべての作品を鑑賞することによって、各物語の繋がリや、士郎正宗さんが言いたいこと、伝えたいことがなんとなく分かるような気がします。
そうなってくると、もっともっと攻殻機動隊の世界を覗いてみたくなっちゃうんですよ。
これからの攻殻機動隊にも、期待したいです!

投稿: kyosuke | 2004年6月11日 (金) 17時08分

ひできさん、こんばんわ
>つながっているけど、つながっていない
あはは、草薙素子に完全感情移入ですね!
でも、そういった感受性っていうか、デリカシイっていうか、そういった精神こそが魂?ちゃんとあるじゃん(笑)。素子は立派な人間なんじゃん、観てなくていうのもなんですが(笑)。

投稿: it1127 | 2004年6月11日 (金) 23時08分

こんにちは。
「攻殻機動隊」1.5巻、おすすめですよ。「イノセンス」とはひと味ちがった「その後の素子」がみられます。私にはあちらのほうがしっくりくるので。訳もなくバトーにまとわりついて助けたりはしない素子が。

私は、できるだけあまり深読みはしないようにしています。いろいろなところに隠喩のようなものが隠されていますが、どうも「攻殻」を論ずるより、それを通して自分を論ずるような感じになってしまいがちで。それぞれのレベルで、それぞれの関心領域で楽しめる構造、それが魅力だと考えています。

投稿: 山口 浩 | 2004年6月12日 (土) 21時29分

it1127さん、おはよございます、

超遅レスもうしわけございません。

山口さんのご指摘ではないですが、私は草薙素子を通して自分を語ろうとしてしまったのかもしれません。その意味では、私にとって草薙素子は実在の人物のように魂をもった存在なのかもしれません。

まあ、映画ではほんとうに人形人形して描かれていますが...

あの、でもぜひぜひit1127さんにご覧いただいて、感想をお聞きしたいです(笑)。

投稿: ひでき | 2004年6月13日 (日) 11時25分

kyosukeさん、はじめまして、

ずうずうしくトラックバックさせていただいておりました。こちらへお越しいただきありがとうございます。

私は、マンガ版と映画版しかみていないのですが、kyosukeさんのページやほかの方のページをみせていただいているうちに、SACを見たくなってしまいました。妻の目にとまらないようにしながら(笑)、見ます!

投稿: ひでき | 2004年6月13日 (日) 11時28分

ご存知かもしれないけど、SACの公式サイト出てたのではっときます↓
http://www.ghostintheshell.tv/

(壁紙とかあった)

投稿: m_um_u | 2004年6月24日 (木) 11時19分

m_um_uさん、こんにちわ、

えへへ、物欲がなくなったとかいいながら、攻殻機動隊1.5を手に入れて悦にいってます。ああ、こんなことをカミングアウトしちゃうと信頼をうしないますね。

投稿: ひでき | 2004年6月24日 (木) 15時31分

初めまして、いつぞやは『ナイフ』にトラックバックをいただきありがとうございました。次回重松氏の本について書いたときにこちらからトラックバックを・・・と思っていたのですが、なかなかタイミングを作れなくて、こちらにコメント&トラックバックさせていただくことにしました。

「攻殻機動隊」原作本はいつかは読まなくてはと思っているのですが、なかなか手が出ない状況です。。。人生で全ての本を読めるわけではないので、本との出会いやアンテナは大切にしたいと思っています。よろしくお願いします。

投稿: JUNO | 2004年6月27日 (日) 01時53分

「イノセンス」海外版公式HPだそうです
http://www.gofishpictures.com/GITS2/

投稿: m_um_u | 2004年6月27日 (日) 13時38分

m_um_uさん、ありがとうございます、

ううん、オープニングだけで歓喜のきわみかもしれません。なんか英語だとまたかっこよい莞爾が、いや、感じがします。

なんか、イノセンス書きたくなってきましたね。でも、まだどっかでやってるところあるのでしょうか?

投稿: ひでき | 2004年6月28日 (月) 19時50分

上映してるところ、軽く調べてみましたが見当たりませんね..
(やっぱもう海外上映の段階だからかな..)

ところで、イノセンス

そういえば石倉(ish)さんが最近なんか書かれたようです
http://ish.parfe.jp/mt/archives/000136.html

(ishさんもおもしろいひとなので..期待)

投稿: m_um_u | 2004年6月28日 (月) 21時13分

m_um_uさん、こんにちわ、

私も給与でたら買います(笑)。おもしろそうですね、これ。しかし、この方はトランスジェンダーとかいうことを実践されているかたなのですか?

投稿: ひでき | 2004年6月29日 (火) 17時34分

詳しくは知らないですが、手術・・とかまでは行ってないかな(ホルモンバランスは変えてるみたいです)

投稿: m_um_u | 2004年6月30日 (水) 08時55分

m_um_uさん、こんばんわ、

うーん、ジェンダーとかフェミニズムとかこれまであまり縁がなかったのですが、最近一気に来ている感じがあります。これはなんなのでしょうね?

ほんとに性ってなに?とか、聞きたくなります。私が思うに、好きになる相手が男なのか女なのかという差だけかなとか、思ったりします。

それとも、相手の性は関係なしで自分でどっちをえらぶのかということなのでしょうか?それとも、そもそも人を好きになるにも自分のも相手のも性は関係ないのでしょうか?

投稿: ひでき | 2004年6月30日 (水) 22時03分

ひできさん、おはようございます

そして、ジェンダーとかフェミニズムとかですが..(←苦手)

とりあえず、ぼけ~っと思うことだけ書かせてもらうと(・・キケン球を投げるかも知れない)、ほかのひとが性差とかに悩んでるのを見ると「・・じゃあ、ジェンダーとかってどっちでもいいんじゃん?」とか思ったりしますが、自分自身としては別に・・それほど悩んだこともない問題なので...

まぁ、本能というか、機能というか・・
身体のやりたいようにやらせようかなぁ、と
(でも、それとは別に社会的な通念としての「男らしさ」とか「女らしさ」とかを盾にとった要求は嫌い)

ぼくの場合はむしろ性欲とかが邪魔で・・

その辺りのコントロールで「男」を意識したことはあります
(邪魔だなぁ、と)

投稿: m_um_u | 2004年7月 1日 (木) 07時27分

トラックバックいただきました。どうも。

僕の生きにくさ論とどう関連性があるのかわかってないんですが、
甲殻機動隊を観ていないのでますます…。すいません。

投稿: nishio a.k.a. clipper's | 2004年9月25日 (土) 17時55分

Hello

投稿: yaoi | 2004年9月26日 (日) 07時09分

はじめまして。Wachers Highのakiです。トラックバックだけでなく、参照リンクで、素子のダイアローグについてコメントまでつけてくださっていたんですね。
うちのアクセスが増えたのもそのせいかしら?ありがとうございます。

素子や人形遣いの言葉に、強くひき付けられて、言葉の意味だけでなく映像のニュアンス、色合いまで一体となっているように感じたので、DVDをストップしながら、書き残さずにいられませんでした。

全体をとおせば非常に台詞が少なく、文学のような書き言葉なので、イマジネーションを刺激するのでしょうか。

投稿: aki | 2004年10月 8日 (金) 20時25分

akiさん、はじめまして、

あらためて素敵な言葉を残してくださりありがとうございます。

いま、ネットワークの研究会(と、呼んでいいのかな?)をやっているのですが、その辺の動機ってやっぱり攻殻機動隊のインパクトかなとか思っています。

http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/10/_second_impact.html">http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/10/_second_impact.html

んで、ネットのこととか、歴史のこととか、いろいろ考えれば考えるほど攻殻機動隊とか、アップルシードの2巻のダイアローグとか、深いなぁと感じいっております。

また、いろいろ教えてください。あ、イノセンスとかも...

投稿: ひでき | 2004年10月11日 (月) 12時40分

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