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2004年7月19日 (月)

参議院選挙とはなんだったのか?

参議院選挙が終わった。それなりの思い入れのあった選挙であった。めずらしく自らかかわった選挙であった。しかし、自分の中に思いが残ってしまった。これを外にはきださないと、パンクしてしまいそうだったので、思いつくままに選挙を思い起こしてみた。

■選挙でネットを使うことのどこがわるいの?

先日、妻が橋本派に対する1億円の献金が計上されていなかったというニュースを見てこう言った。
「なぜこういうお金って税金がかからないの?普通、人にお金あげると60万円以上だと税金がかかるんでしょ?」
「あ、いまは110万ね。」
「でも、かかることには違いないじゃないの!なぜ?私達がお金を人からもらえば税金が確実にかかるのでしょう?」
と聞かれて、答えられなかった。

1億円小切手、橋本派は領収書出さず @ Yomiuriオンライン

多分、「選挙には金がかかるから」というのが、政治献金が無税である根拠なのだと思う。まして、前回の政治資金規正法の施行以来、各政党には税金が投入されていると聞く。ならば、なぜ選挙にお金がかからなくする工夫をまず先にしないのだろうか?

政治資金規正法 @ 法庫

この記事を読んでくださっている奇特な方々には自明のことだが、お金をかけないで、自分の言いたいことをアピールするということでは、ウェブは絶好の手段だと思う。もっと若年層にむけて選挙のメッセージを送りたいなら、携帯サイトだっていい。なぜウェブで候補者が自分をアピールすることが公職選挙法にふれるのだろうか?

ウェブの閲覧という形式であるなら、投票権を持っている人たちが自分の意志で候補者を選べるに違いない。さすがに、メールで選挙活動をされるとうっとおしいだろうが、POPFILEのようなフィルターソフトがいまは普及しているので、どうせうざいメールはごみ箱直送になるから、解禁したってかまわないのかもしれない。

それに、公職選挙法の条文を読むと「ネット、ウェブ、メールをつかっちゃだめ。」とは明確に書いてないことに気づく。ネットを使うことが文書の配布にあたるというのは総務省の解釈にすぎない。早く明確にすべきだ。

...と思ったら、民主党が改正案をだしている!知らなかった。

・「ホームページ等を用いた選挙運動の解禁に関する考え方」 @ 民主党
・「公職選挙法の一部を改正する法律案」 @ 民主党

このほかにも、結構地道なことを民主党が発表している。

■民主党が過半各党得票総数の38%あまりを取っているのに、議席で半分4割をとれないのはなぜ?(「お詫び」参照)

これは、実は参議院選挙の放置されている問題点が背景にある。

現在、衆議院の選挙では1票の格差が「2.628倍から2.124倍に縮小」したにもかかわらず、今回の参議院選挙では、以前より格差が広がり「5.02倍」もの開きがある。衆議院選挙では3倍の格差で違憲の判断が出たと聞くが、参議院の5倍という格差は憲法違反ではないのだろうか?衆議院でいつ次の選挙があるかは必ずしも固定ではないが、参議院には解散がないので次の選挙の日程が確定しているはずだ。このような状況で、格差が広がるということは政治的怠慢以外のなにものでもないように思う。なぜこのようなことが放置されているのか理解に苦しむ。

・「一票の格差を考える会

議員一人あたりの有権者数
[ 参議院 ]
東京都選挙区:1,216,607人
島根県選挙区 : 242,448人
一票の格差= 5.02倍 !

結果として、今回得票数でいえば民主党に50%以上38%余りの人が投票したにもかかわらず、改選議席の半分4割も民主党がとれなかったのは、この異常さをものが原因なのだろう。よっぽど、各選挙区別の分析でもやってやろうかと思った。ちなみに獲得議席でいえば、民主党は改選議席の約3割をとったそうだ。

・「参院選2004の結果とアルバム」 by 松本純さん(自民党)

■参議院の存在意義を問うな参議院らしい選挙の仕方にかえるべきではないのか?

既に一部では参議院をなくせという議論があるようにも聞くが、参議院の任期が長いという属性は実は大事なことだ。ある意味、いつ選挙が行われるか必ずしも明確でない衆議院において選挙を意識するがために短期指向、選挙指向になっている面というのは否めない事実であろう。選挙が政策をゆがめている部分があるというのも、実は消せない事実であるともブログでいろいろな方のお話しを目にして感じている。長期安定の参議院の座を生かした政治的特性というものをもっとアピールできないものだろうか?

・「問われる参議院の存在意義」 by 山口二郎さん:
・「参議院の存在意義について」 @ 権丈ゼミのホームページ

米国のように、下院が各州の利益、上院が連邦の利益という観点で議論するという立場をとるなら、参議院をいつまでも衆議院のカーボンコピーだなどといわせずに、参議院の選挙の構造をきちんと変え、憲法に定められた方法で衆議院、参議院のそれぞれの性格を明確にすべきだ。繰り返すが、長期的かつ国全体の立場から議論するというのが、参議院の存在意義であるべきではないか?そうであるならば、民主主義の原理である「多数決と少数意見の尊重」を重んじ、参議院は全国区かせいぜい日本全国を8~10程度のブロック制に分割した選挙区とし、かつドント方式のように少数政党でも議席を確保しうるような選挙制度にすべきだと思う。1名選挙区があるというのは、参議院に似つかわしくないのではないか?

参院選の仕組み @ Yahooニュース:
民主党の公約は一つでいい @ 霞が関官僚日記
the weather by  イノガミさん

■どの政党も、票ととるために手をひろげすぎでているのではないか?

「無党派層」などというばかげた言葉をつかわずに、もっと「普通」の人に訴える選挙がなぜできないのだろうか?私は、「無党派層」という言葉が存在すること自体、政治の怠慢だと考える。政治ということの基本に対立する利害をどう調整するかということがあるのは理解できる。その利害に敏感な層と敏感でない層があるというのもわかる。その比較的敏感でない層に対しても十分にアピールできることが大事だ。各政党が、その目論見や将来への日本の設計図を描けていないということが、特に強く支持する政党がない人を多く生むという現状を生んでいるように感じる。

その一方、各政党は最近の選挙をみていると政治的利害に非常に敏感な層の集合体である支持団体にあまりにも頼りすぎていないだろうか?しかも、それらの支持団体がかなりマイナーな利害に立脚している。さすがにあまり明確に書くと仕事を失いそうなので、どのような支持団体がどのような政党を支持しているか、利害に立脚しているかは書かない。想像していただきたい。

大体もう、この辺は私がどうのこうの書くよりたくさん的確な記事がネットにあがっている。

・「参院選を振り返る」 by 田村謙治さん
集票 支持団体の動向が左右 @ アサヒ.コム
質問:選挙でのある宗教団体のこと @ 教えてGoo
参院選関連1:思ったこと 色々。 by nobuさん

ちなみに、nobuさんがかかれているように「ネット上において風は吹いていなかった」というのは、悲しいけれど事実だと感じる。あーあ、って感じ。それでも、これだけネットにつながっている人々が増えているのだから、将来的にはきっとなんらかの屈曲点を経て大きな力になると、私は信じている。

■それにしても、投票率わるすぎ!あんたら、ほんとに文明社会の野蛮人なんかいな?今だけここちよく暮らせればそれだけでいいの?

フクヤマ=ヘーゲルの最後の人類を引き合いに出すまでもなく、ちょっと電車にでも乗ってみれば、これだけ豊かな社会にあって人々がどんどん無知で、無礼で、無教養で、気概がなく、哲学もない、言葉もろくろくしゃべれない、そして、なにより生きていく生命力のような力がなくなってきている、ということをひしひしと感じる。いや、決して自分がそういう人々と一線を画しているなんていうつもりはさらさらない。自分がいかにろくでなしで人間かは日々の生活で身にしてみて感じている。私もきっと生命力がどんどん失われていっている世代の一員にすぎないのだ。だからこそ、危機感を強めている。

一方で、いつぞや写真をはらせていただたように、まじめに生きていらっしゃる方が年配の方に多くいらっしゃるようにも感じる。杖をつきながら、投票に向かわれる姿にありがたさを感じた。

参議院選挙に行かれる方の後ろ姿 (HPO)

今回の参議院選挙で多少おっかけめいたことをしてみてしみじみ感じたのは、さっきのnobuさんの記事ではないが、総体として今の40才以下の世代から政治に対する熱意が感じられない、ということだ。どこへ行っても選挙で熱心に動いていらっしゃったり、街頭演説でヤジをとばすくらいの気概がある方は、50歳以上の方々だったとお見受けする。

矛盾するようだが、一方でごくごく少数の熱心に選挙活動されている20代の方が確実に存在することも分かった。もう30才前にして選挙のプロという方が男性でも女性でもいらっしゃった。どうも選挙に関心があるか、ないか格差はほんとうにプロスポーツとアマチュアスポーツ以上に大きいようだ。これが、今後どのような結果を生むのか大変興味深い。順当にいけば、若き選挙のプロが政治的利害の調整にたけた地位を占め、選挙に無関心で利害感覚のにぶい層がそれなりの地位を占めるという結果になるだろう。それでも、いいの?投票に行かなかった人に聞きたい。

■「開票1%で決まるから、おれはいかない」とは如何?

こんなこといってるやつは、こえだめにおちて死んでしまえ、と思う。まして、それをネットで公然と書いているやつは、特殊な利害があって書いているのではないかと疑いたくなる。

なぜ開票率1%で答えが出てしまうからといって、選挙にいかないなんてことをするのだろうか?そういう人は、自分がどこで生まれて、どうやって育ってきたかをわすれてしまっているような人だと私は思う。

ちなみに、理屈からいえばこういうことを言明するひとは基本的に統計の母集団という考え方を完全に間違っている。1%というのは、「投票した人」を全体=母集団と仮定した時の1%のサンプリングで統計的に推計できるということだ。そもそも「国民全部」を全体=母集団として仮定していない。今回開票率1%で決まってしまうから投票にいかなかったといっている方に聞きたい、あなたは選挙権を放棄することにより、統計的にカウントされない存在になっているといことを自覚しているのですか?、と。

実際に開票率1%という時点でなにが行われているかといえば、出口調査の結果を元に担当記者が「ヤマ読み」といわれる集計前の票をざっとみて、当選確実をだしているようだ。これもある意味、投票した人のサンプリングが行われた結果だといっていい。まあ、かなり誤差は大きいのだろ。この方式では決して国民全部を代表しているわけではない。また、確定した結果をその時点で明言できるといったものでもない。あなたがなにか思い違いして投票権があるにもかかわらず今回投票しなかったにもかかわらず、今回の結果を国民全体の意見を反映したものだと信じているのだとすれば、あなたは「国民全部」という母集団の一員でないと明言しているのと同じだと私は感じる。あなたは日本国民だったのではないか?

「当選速報」の根拠は? @ 記者ウラ話

実際、このような社会調査において、本来ランダムサンプリング、サンプルの数、母集団の正規分布であることの証明、などがないと必ずしも有効でない。出口調査の統計処理方法まである程度あきらかにされないと、信頼性を検証することはできない。統計的にきちんと定義された母集団をたしかに代表するであろうランダムサンプリングによってえられたケースが、1300件もあれば統計的には1%以下の誤差で推計を行うことも可能だと証明されている。

繰り返しになるが、選挙の結果があなたなしでも決まるということをウェブなどで明言することは、基本的に国民としてあたりまえのことをあなたはしないということを公に言っていて、それを人にまで影響を及ぼしているということになる。あるいは、決まってしまってあたりまえだと思っているなら、あなたは自分が国民でないと明言しているのと同じなのではないだろうか?真剣に考えて欲しいと思う。

■かなりやばい未来が浮かんできた選挙だったと思う。

はぁはぁ...ちょっとすっきりした。

選挙について書くことは結構自分にとって勇気のいることだった。しかし、今回は少々腹に据えかねるものを感じている。ちなみに、いろいろなことを書いたが私は特にどこの政党に肩入れしているというわけではない。文中で、特定の政党の名前を出してしまっているが応援するとか、弁護するとかの意思はまったくない。

余談だが、さっきからほとんどなにも考えなくとも書きたいトピックをグーグルでしらべるだけで、自分の言いたいことを言っているサイトがぼこすかでてくる。これは、同様の感想を持っていらっしゃる方がかなりネットの上で存在するということではあるが、あまり人の意見ばかりで記事になってしまうということは、これはこれで危険なことだ。

今回の参議院選挙でトラックバックいただいた記事に、「その後いかがですか?」という意味をこめてトラックバック返しをさせていただく。もし、感想など新たな記事のトラックバックをいただけたら、必ず記事本文からリンクをはらせていただくことをお約束する。グーグルのPageRankがお互いに少しはあげられるのではないか?参議院選挙の感想関係が、検索サイトで少しでも上にあがるのだとすればかなり本望だ。そう、それになにより終わった後のことを虚心坦懐に反省しておくということは意味のあることだろう。

■お詫び

民主党の得票総数ですが、記憶を頼りに得票数が過半数と書いてしまいましたが、独自に集計しなおしたところ「38.44%」という数字を得ました。一応、手元の各選挙区、比例区のデータをエクセルに入力しなおしました。

house_of_councillris_2004.xls

タブの「選挙区」には、候補者名までいれた得票数が入っております。間違いをしてしまったお詫び代わりに分析等にお役立てください。(ファイル名のスペリングミスはお愛嬌ということでお許しください。)

■参議院選挙関連サイト
小泉自民党は、負けた。 @ Paisiblog = paisible + blog  統計は冷静にみつめるべきですよね。↑の参院1,00選の結果を収めたファイルをご活用いただければ幸いです。

党の存在意義 by FAIRNESSさん 「世間にも私の中にもにも、固定観念があふれてる。」っていい言葉ですね。「少数意見の尊重」が選挙制度からいつのまにか消えているのかもしれませんね。

通常選挙結果速報&雑感・1
通常選挙雑感・2
通常選挙雑感・3
通常選挙雑感・4 
   @ dailywatch  もう、文句なしのすばらしい分析、主張です。私の記事を読むより、ぜひこのすばらしい実証的な分析をお勧めします!

続・私が選挙について知っている二、三の事柄 by 真鶴さらさん 選挙、議会に関する俗説をみごとに解き課していらっしゃいます。非常に共鳴します。しかも、選挙結果の予想を報道機関なみの正確さで行われているのが、すばらしい!

これからのために 1 @ blog JUNXION 膨大な量のまとめをされていらっしゃいます。これだけアクティブな方がブログ上にいるのかと実感として感じました。ありがとうございます。

♪今回の参院選について振り返る by あざらしサラダさん 選挙期間前からいろいろな情報をいただきありがとうございました。ほんとに少しはブログやネットの力が出ていただとすれば、報われますよね。

セイカイの中心で愛をさけぶ by おやじじぃさん わ、わらわせていただきました。セイカイのすすだらけの話しと、セカイの美しい純愛の話しがなんともいえずつながっていますね。

とりあえずの政権交代 by nopoさん 今感じているのは、自民党の若手と民主党の現在の主流にほとんど政策上の差異がないということです。でも、現行の選挙制度の上では党としての性格上いっしょになることはないと感じます。選挙って大事ですよね。

■「政治家とカネ」 by 田村謙治さん へのトラックバックにあたって 平成16年9月5日

以前、トラックバックさせていただいた田村さんから記事のトラックバックのお返し(?)をいただきました。私のところのような暴論の多いブログに大変名誉なです。ありがとうございます。

先日の参議院選挙後のふじすえさんを囲むOFF会に集まったごく普通の方々の政治への関心のふかさと、その明るいノリを見ていてると、政治に関心があっても時間的、地理的な制約から参加できないだけという人が多いのではないかと思います。私も普通なら地元の政治関係の集まりなんて時間的に出れたことがありません。そうそう、OFF会にも中部方面から参加してくださった方までいらっしゃいました。

あるいは、先日金融政策をめぐるかなり高度に政治的、金融工学的な議論をネットの上で目にしたりもします。

こういう意見とか、OFF会とか、議論とか、ブログ関係の方のパワーとかは政治家にとってかなりプラスのものになるあろうと期待しております。政治とネットの加減のよい共存をこの目で見たいです。

田村さん、ぜひがんばってください。

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コメント

トラックバックありがとうございます。
今回の参院選の結果に対しては複雑な思いがあります。
民主党の躍進はこれまで実効的な選択肢が無かった状況に「不支持を表明する」選択肢をもたらしたという点で嬉しい事なのですが、一方で積極的に支持する対象が「不明確」になってしまった様な気もします。
ちょっと本題とは外れるのですが関連するエントリーをトラックバックさせていただきます。

投稿: FAIRNESS | 2004年7月22日 (木) 17時30分

Fairnessさん、こんばんわ、

コメント、トラックバックありがとうございます。

以前、私の恩師がほんとうに地方政治もいいところの議会において、「一人政党として活動することを要望する」という活動を起こしていました。なにがテーマであったかはいまは触れませんが、このテーマに対しては党議拘束を撤廃して、議員一人一人の素な意見に返って活動しろと要望書を出したり、ビラを配ったりしています。いつもは、ほんとうに温和な恩師がかなり怒っていた事を思い出します。

なんというか、私も非常に「複雑な思い」を抱いておりますが、この思いの一端は「少数意見の尊重」という機能が現在の日本の選挙制度からなくなりつつあることに対する漠然とした不安だったのかもしれないと、Fairnessさんのご意見をいただいた感じております。

投稿: ひでき | 2004年7月23日 (金) 01時33分

はじめまして。
ひできさんの関連記事や論拠・データにこだわる姿勢には感銘を受けました。

私は議員削減論・参院廃止論・二大政党論、そして投票義務化論について民意の国政への反映という観点からそれぞれ検討してみました。
記事内容としてはニアミス(?)かもしれませんが、僭越ながらトラックバックさせていただきました。

実は記事では本業の政治思想の手法をまったく使っていないので、ここでエクスキューズとして補足させていただきます。
現代日本の一院制論は議員削減・効率化の観点から提唱されていますが、
一院制論の本義は、ルソーの一般意志理論においては人民の一般意志は常にひとつであるから二つの院は必要ない、というところにあるのです。
ですから、一院制論を考えるときは効率の観点からだけでなく、思想的な観点(果たして一般意志の考え方がなじむのかどうか)ということも併せて考えていく必要があるのではないかと思ったりしてます。

投稿: 真鶴さら | 2004年7月23日 (金) 02時08分

真鶴さらさん、はじめまして、こんにちわ、

もうすぐ昼休みがおわってしまうので、ちょっと中途半端ですが、かけるところまでお返事を書かせていただきます。

トラックバックいただいた記事を読ませていただきました。端的で端正なご意見だと思います。参議院の存在意義ですが、記事中では引用が多すぎて少々私個人の意見をきちんとのべられていないことに気づきました。これから先、日本の地方統治の形が変ってくる可能性がありますし、いままでは一億層中流でよかったですがどうも世代間や職業観・地方と中央などいくつかの対立軸がこれから明確になってきそうな感じがしていますし、やはり二院制というは早急に変更すべきではないと感じております。さらさんのご指摘のように、首相の支持の流れが参院選で起こっているというのも事実だと思います。

それでも、参議院の選挙制度は変更の余地がかなりあると思います。

いやあ、しかしさらさんのほかの記事も少し読ませていただきましたが、すばらしい予測結果でしたね。感動しております。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: ひでき | 2004年7月23日 (金) 12時58分

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