「閉ざされた世界の中で懸命に生きる子ども達」 Asian Children Support
先日、ある会合でこの冊子を手渡された。日ごろから黙々と活動されている姿を見せていただき、尊敬申し上げている方からだった。1、2時間で読了できた。
この小冊子は、タイ、モンゴル、カンボジアなどでいかに子ども達が貧困の中で暮らしているかを写真を使って、中学生に話をされた講演録だった。その講演をボランティアの方がまとめて、配布されているというものだ。ごみ置き場で暮らす子ども達や、極寒の中マンホールの中で暮らす子ども達の姿がリアリティーをもって伝わってきた。
池間哲郎さんという方がどのような方か存じ上げない。しかし、この小冊子でうかがえるその活動の真摯さにうたれる。通常、私はこうした活動に偽善を感じてしまう傾向にあるのだが、私自身も商用で東南アジアやモンゴルを訪れさせていただく機会があり、その貧困さのすさまじさを感じたことがあったので、感覚的に理解できる部分があった。
偶然だが、この本を読んだ直後にある方からアジアのある国である公共的な性格を持つプロジェクトについてご相談をいただいた。なにか一気にアジアと近づいた日だった。
手渡してくださった方のご恩に報いるのには、自分にできることはこの小冊子についてここで書くことだと感じた。以下、連絡先等を転載させていただく。
先日、西原理恵子の「ぼくんち」を読んでから感じたのだが、池間さんが中学生に対して最後におっしゃているように「もっとも大切なボランティアは、自分自身が一生懸命生きると言うことです。」と私も感じる。いろいろな立場の、いろいろな人がいて、そして自分自身がいる。世界そのものから自分自身に対する「生きよ」というメッセージを感じる。
たとえ40にならんとする自分であっても、真理の行動を目指して一日一日と生き続け、一日一日と生き続けよう。
■参照リンク
・人の死を直視するということについて by SHINTAKKINさん
・大人こそ学ぼう、 by 青っちさん どうも今日は「学び続ける」という言葉に出会う日だ。(平成17年10月13日)
・絶対的な貧困の話 by palさん
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コメント
初めまして。ブログの「ハンナの祈り」の管理人のまざあ・ぐうすと申します。
私も池間哲郎さんの講術録を読み、その感想と養心の会の連絡先などブログでご紹介させていただきましたが、今回は、池間哲郎さんの著書『あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。』(致知出版)に関する書評を書き込みさせていただきました。
すでにご存知かもしれませんが、一人でも多くの子ども達、一人でも多くの大人の方々に読んでいただきたい著書ですので、すでにご存知かと思いましたが、ココログの検索で池間哲郎と入れて、出てきたこちら様のサイトにトラックバックさせていただいた次第です。
これからも池間さんの活動を自分にできる範囲のことで応援させていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
投稿: まざあ・ぐうす | 2005年1月23日 (日) 22時20分
まざ・ぐうすさん、はじめまして、おはようございます、
トラックバックありがとうございます。やはり、こういう実情を感じるべきですよね。日本に住むわれわれがあたりまえにおもっていることが、如何にあたりまえでない世界が多く存在することを実感します。
なんというか、槍がとんでくるかもしれませんが、この環境には感謝すべきだなと思います。
投稿: ひでき | 2005年1月24日 (月) 06時44分