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2005年1月24日 (月)

「週刊!木村剛」にエールを贈る! Let's make a toast to Mr. Kimura!

やはり、それでもこれは既存勢力との戦いなのだと思う。

ネット上で、あるいはマスコミで、おもしろおかしくプライベートなことまで含めた木村剛さんについての一連の記事を読んだ。正直私も好奇心から、「ああ、やっぱりな」などとしたり顔を決め込んでいた方だった。

実は、私自身もリアルで既存勢力との戦いを始めた。始めた途端に、規模は全く違うとはいえ木村剛さんに起こったことが自分にも起こりかねないのだなと感じた。

なんというか、ここのところ悲観的なことばかり書いてきた。どうも個々人の家計も先行きやばそうだし、社会的な体制自体からして次の世代を生み育てる環境ではぜんぜんないとみんな感じているらしいし(参照)、ローマ帝国と比べるのが適切かわからないが、ほぼ確実に日本は負けパターンにはまっていて政治的、行政的にもどうも回復する見込みが薄げだ(参照)。でも、日本はGDP世界第二位の国だから安心だ!とか思っていたら、なんのことはないGDPなんてほとんど毎年消えてなくなってしまうものの統計じゃないか!国の資産は毎年ものすごい勢いで失われていっているみたい(参照)。それなら、ネット電脳界があるじゃないかと期待をかけてみても、ルールがさだまらず、ネットワークの自己組織化の力もも思ったほどでなく、まだ混乱を極めているように感じる(参照)。あるのは、文化的な楽しみと、男女間の恋愛の喜びくらいなのかもしれない(参照)。どうも、この世は住みにくい。

をを、夏目漱石してるじゃん!

もしかすると本当に100年近くかけて夏目漱石の時代から発展しきたこの国とこの国の人々は、100年近くかけて元の水準に戻っていくのかもしれない。今度は、大きな期待でなく坂を下っていく失望感を持ちながらだが。

でも、夏目漱石の境地と状態に至る前にできることはしておかなければならない。まずは、自分で十分にリスクを負えると信じて始めたこの小さな戦いを最後まで戦い続けることだ。木村剛さんが戦い続けている姿に大きく力づけられるように感じる。

ちょうど一年前大きな戦いに敗れ失意に沈んでいたとき、いっしょに戦ってくれた友が私に贈ってくれた言葉をささやかながら木村剛さんにエールとして差し上げたい。

「孟子に言う、天が人に、大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、行う事為す事に幾多の障害を与える。」

■参照リンク
「週刊!木村剛」にエールを贈る by quimotoさん
すみません、同じタイトルにしてしまいました。絶対この記事拝見していたと思います。どうかご容赦ください。

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コメント

お久しぶりです。
「国の資産は毎年ものすごい勢いで失われていっているみたい」ってどういうことでしょう?リンク先を見てもよくわからなかったので。

投稿: svnseeds | 2005年1月27日 (木) 16時55分

svnseedsさん、こんばんわ、

おひさしぶりです。svnseedsさんにつっこまれるだけでたじたじなんですが、たとえばリンク先の記事で引用している↓の記事です。

http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200412280930000000102800000

また、私はGDPというのは付加価値の塊りだとこれまで信じていて、GDPが増えることはそのまま国と国民が豊かになることだと思い込んでいました。しかし、GDPのかなりの部分が本当に消費であって、人々が生活するとか、国が国としてメンテナンスされるために使われているということを今回教えていただいてショックを受けておりまして、少々オーバーな表現になってしまいました。

感覚的なものに過ぎないのですが、どうも円ベースで通貨の供給量が増えつづけていることは国の資産の増加に必ずしも直結しないように思います。通貨で評価されたものをもって国の資産と言い切ってしまうことはまた問題があるのかもしれませんが、土地や債券の総額げ減り続けているのは事実なのではないでしょうか?

あの、リンク先の記事でも明らかなように経済学はよく分かっていないのでお手柔らかに...

http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2005/01/post_1.html

投稿: ひでき | 2005年1月27日 (木) 17時12分

うーん。「附加価値」って用語が混乱の元になってるんでしょうか。

GDPが附加価値の総計と言われるのは、単純に中間財をダブルカウントしないよ、と言う意味であって、経営方面で言われている「附加価値」(「我社は高附加価値製品の開発に注力する必要がある」みたいな文脈での附加価値)とは違いますよね。

それと、「国と国民が豊かになること」とはどういうことか、についても整理が必要と思います。ストックというのはフロー(GDP=消費=生産、ただし閉鎖経済の場合)を生み出すために重要であり、そのフローは更にストックを増やすために使われるもの(投資)を除き、ほとんどが消費に回るのは自然と思います。消費が増えることは「国と国民が豊かになること」ではない、と考えているようですが、それは何故でしょうか?(豊かさの指標としてGDPを使うのはそもそもいかがなものか、という話であれば別ですが)。

また、そのストックの評価ですが、土地や株式の総額が減り続けている(ちなみに債券は減ってません)のは、それらが生み出すであろうと期待されるフローが減り続けているのが原因です。ストックの評価はスナップショット、つまりある一時点での評価なので、この期待が変化するだけで評価も大きく変わります。要は現在の評価が低いからといって、その価値が永久に失われたと考える必要はありません。

ただし、ストックの評価が下がることは直接フローへ影響します(いわゆる資産デフレです)。これらとマネーサプライとの関連をわかりやすく書いてあるのが、最近出た岩田規久男の「日本経済を学ぶ」(ちくま新書512)で、とてもお薦めです。政府=官僚の非効率がこの10年の停滞を生んだ、みたいな巷間言われる説が間違っている理由もわかります。

なんにせよ、経済学というのは非常に体系的な学問であって、かつ日常的・経営的な感覚とは大きく異なる結論が導き出されるものなので(マクロ経済に関しては特に)、ネットであれこれ聞くよりも、ちゃんとした教科書を読んでみることをお薦めします。僕も勉強中なんで偉そうなこといえませんが。長くなってすみません。ではでは。

投稿: svnseeds | 2005年1月27日 (木) 18時31分

はーい、まじめに勉強します!

「日本経済を学ぶ」(ISBN:4480062122)さっそくamazonで注文しました。

「エコノフィジックス」(ISBN:4532149541)を読んで喜んでいるようじゃだめですね(笑)。

あの、でもsvnseedsさんのお好みはないと思いますが、この本でネットワーク関係の知見と経済学(というより投資かな、マイクロ経済学みたいな感じですかね...)がつながります。

投稿: ひでき | 2005年1月27日 (木) 18時49分

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