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2005年4月 6日 (水)

プロヴァンスの旅 On va en provence!

トラベラーズカフェさんのご手配で家族で南フランス、プロヴァンス地方へ旅してきた。なんというか家族での個人旅行といった感じで、ガイドがいるわけでなし、分単位のバスのスケジュールがあるでなし、家族のペースでのんびりとまわってこれた。一切仕事のことを考えない1週間というのは10年ぶりくらだろう。実に貴重な充実した時間だった。ネットワーク触らずの1週間+魔の帰国2日目の時差ぼけで、あまりまとまらないのだが、簡単な感想だけでもあげておきたい。

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この写真は、Aix-En-Provinceという街の丘からの風景で、セザンヌが絵を描いたというところだそうだ。正面にみえているのが、サン・ヴィクトワール山だ。背中にはセザンヌの描いたサン・ヴィクトワール山の絵が何枚か掲示されていた。ここで、子ども達とパステルと色鉛筆でスケッチブックに絵を描いた。絵を描いていると他をわすれて夢中になれた。近くの街から来たというジャンという女の子とそのお父さんとも仲良くなっていっしょに絵を描いた。まだ4歳だという彼女の絵はセザンヌの描いたサン・ヴィクトワール山そっくりだった。さすがアートの国フランス!


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お世話になったChambre d'Hote(シャンブル・ドット)のマダム。本当にお部屋も、ベッドも、美術もセンスがよくて、子ども達もすっかりお姫さまになっていた。ちなみに、Chambre d'Hoteとはフランスのベッド・アンド・ブレックファーストなのだが、直訳してしまえば「おもてなしのあるお客様の部屋」ということになる。hoteの女性形のhotesseは、女性のフライトアテンダントさんのこと、ホテリアーなどと同じ語源の言葉だ。ほんとうに友達をもてなすような感じで接してくださった。Nous vous remercions beaucoup!


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いわゆる鷹の巣村のSt.Paulという街。なんかアニメのラピュタでないが、いまにも飛び上がりそうな感じがした。街の中は、アート・ギャラリーがひしめいている。ヨーロッパでは、こういう古い街にギャラリーがあるのはあたりまえなのだろうか?


Venceという街も訪れた。ここでの、思い出はおいおい語るとしてちょっと楽しかったのが、ここのギャラリーで会ったBrettさんとの会話。なんと犬の彫像に日本のアニメのキャラを描いた作品を展示してらした。パトレイバーの泉野明は私にもわかった。子どもの解説によるとナディアとかいうキャラもあったらしい。とにかくアニメキャラてんこもりだった。

アンディー・ウォーホルが生きていたら、絶対に日本のアニメをフィーチャーした作品を作っていただろう。アニメの一枚一枚が構図も構成も完璧だ。だから、ぼくはこの犬を作ったんだ。」

調子にのって「あなたの作品ってニューロマンサーとかと雰囲気似てない?」と聞いたら、「wackyなところがね。」といって笑ってくれた。


この他にもいろいろな出会いがあった。食事にも舌鼓をうつことが多かった。それらはおいおい語りたい。

なによりも1週間の旅行をすることで仕事の関係など、かなり同僚や知人ご負担をかけた。この方々のおかげですばらしい旅をすることができたといっていい。この場にて、こころから御礼を申し上げたい。

■追記

ちなみに、先日からさわいでいたvacanceとはこの旅のことだった。確かにフランス滞在中は、花粉症はまったくとまった。やる気もかなり復活した。し、か、し...帰国したとたん再発。まあ、確かに少しは楽な感じもするが言ったほどではない。トホホな結末だった。

しかし、日本のこの花粉症の惨状はなんなのだろうか?これだけ広範囲で深刻な被害が出ているのに、それこそ撲滅するためのプロジェクトがあるとか、施策があるとか聞いたことがないがいったいどうなっているのだろうか?小泉首相あたりが対策を打ち出せばきっと内閣支持率が一気にあがると思うのだが、どうだろうか?

今期における花粉症に関する政府の取組み @ 環境省 

あ、原因すらわかってないんですか?そーなんですか?ふーん。

やはり、ここは横田社長にがんばっていただきたいところですな。

http://www.otenki.co.jp/

追記 平成17年4月10日

昨晩、TV東京でヴァンスで見たマティスの「ロザリオ礼拝堂」の特集をやっていた。つい先日現地で見てきたままがテレビで写しだされていて、感動をあらたにした。

美の巨人たち

中は撮影禁止だったので、入り口の一枚しか取れなかった。確かにこのステンドグラスとタイルに書かれたシンプルな絵は、あたたかさと感動に満ち溢れていた。子どもが、帽子を落としてしまって立ち入り禁止だった中庭側からひろってもらったのも、もういい思い出だ。


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コメント

St.Paulとvacanceは芸術家が集まる街として有名になった経緯があり、またそれを目当ての観光客も多いため、街中はアート・ギャラリーだらけになってしまったようですね。なにはともあれ、楽しんでいらしたようで、おいおいのお話を楽しみにしています。
ちなみに、ひできさんは杉花粉症だそうで・・・。今年は特に大変ですね。私はじつはフランスの野原に咲く雑草?(多分)のアレルギーで・・・とても皮肉なことに、日本では大丈夫なのですが、プロヴァンスに行くとアレルギーが出ます。日本を出る前に目薬と鼻スプレー大量に買い込んで行くのですが、とても悲しいです。フランスやドイツの友人にも花粉アレルギーの人が多くて、一種の文明病なのでしょうね。

投稿: さぶろう。 | 2005年4月 6日 (水) 22時56分

エクスとヴァンスはヴァカンスで行かれたのですね。
St.Paulとvacanceは芸術家が集まる街として有名になった経緯があり、またそれを目当ての観光客も多いため、街中はアート・ギャラリーだらけになってしまったようですね。なにはともあれ、楽しんでいらしたようで、おいおいのお話を楽しみにしています。
ちなみに、ひできさんは杉花粉症だそうで・・・。今年は特に大変ですね。私はじつはフランスの野原に咲く雑草?(多分)のアレルギーで・・・とても皮肉なことに、日本では大丈夫なのですが、プロヴァンスに行くとアレルギーが出ます。日本を出る前に目薬と鼻スプレー大量に買い込んで行くのですが、とても悲しいです。フランスやドイツの友人にも花粉アレルギーの人が多くて、一種の文明病なのでしょうね。

投稿: さぶろう。 | 2005年4月 6日 (水) 22時57分

さぶろうさん、こんにちわ、

そ、そうなんですか?フ、フランスにも別の形の花粉症があるんですね。ちょっとショックです。

いったいどうなっているんでしょうね。

投稿: ひでき | 2005年4月 6日 (水) 23時03分

プロバンス楽しんでいらっしゃったようで良かったです。
フランスにも違う形の花粉症があると言うことで、ふと思ったのですが、なんか免疫の閾値みたいのを超えると発病するみたいですよね。ってことは、自国の花粉には接している時間が長いため閾値を越えてしまうのかなあ、と。外国の花粉にはふれていないためその閾値には達してないとか。

あ、妄想でした。。。

基本的には花粉症もアトピー性皮膚炎もストレスによる免疫力の低下だと思っているのですけど。。。

投稿: Hireotte | 2005年4月 7日 (木) 21時24分

Hiroetteさん、こんばんわ、

いや、多分その「閾値」みたいなものみたいですよ。実は、フランスでお会いした日本人女性の方が、

「私、日本だと花粉症じゃないんですけど、こっちへ来て5年目にして草かなにかの花粉症になっちゃったんです。」

とおっしゃっていたのを思い出しました。不思議ですよね。ほんとうに全世界的に花粉症がひどくなっているのでしょうか?免疫低下というのはいえているかもしれません。

投稿: ひでき | 2005年4月 7日 (木) 22時35分

そうなんです。私も10年ちょっと前にフランスに1年いたときに発症しました。それ以後は、春のフランス滞在に薬は欠かせません。野原にいっぱい咲いている白い草花が怪しいと睨んでいます・・・。日本に帰ると、杉花粉症の時期でも治ります。
ちなみにドイツ人の友達は麦の花粉症で悩んでいました。

日本では普通は大丈夫なのですが、7年位前にお台場で仕事をしていた時期にひどい花粉症になったことがあります。最初は原因が分からず悩んだのですが、某TVビルの屋上から(当時は周囲にビルは無く空き地)見渡したときに周囲一帯に外来産の花が咲き乱れていて納得した記憶があります。都が風散防止のため種を撒いていたのですね。

ただどうも、排ガスやスモッグとの関連もあるようで、大都市にいるときや長時間運転のあとが特にひどいです。総合的な環境問題という気が個人的にはしています。。。

長文スミマセン。

投稿: さぶろう。 | 2005年4月 8日 (金) 00時33分

さぶろうさん、こんにちわ、

なんつうか、人間の身体って不思議ですよね。こういうことにも大昔は意味をもっていたのでしょうね。

それにしても、うっとおしいです。帰国してまだ1週間にならないのに、もう渡仏以前の状況に逆戻りです。ちょっと、ましかもしれません...

ああ、それにしてもフランス語って難しいですね。今も片恋慕のままです。

投稿: ひでき | 2005年4月 8日 (金) 10時32分

あー、なんだか素敵ですね。いいな、南仏。
実は私も、この仕事について、初めて来月、ヨーロッパ出張なるものが予定されています。しかもその前後にアメリカ出張2回。まー、たまには先進国もいいですね。
ヨーロッパに足を踏み入れるのは、もしかしたら10年近くなかったかもしれません。

投稿: koh | 2005年4月 9日 (土) 00時06分

kohさん、こんばんわ、

いいっすねぇ、出張で欧州ですか?そうそう、先進国もよいですよね。

今回初めてヨーロッパを実際にみたはずなのに、随分昔に「ヨーロッパみたい」と言っていた子どももいまは中学生になりました。いま、ベッドでまんが読んでいます。南仏滞在中はずっと「味噌汁がほしい!パンじゃなくて、ごはんが食べたい!」と叫んでいました。なんかかなり親としても意外でした。

しかし、なんつうか、不思議ですねぇ、時の流れというのは。

投稿: ひでき | 2005年4月 9日 (土) 00時28分

おお、もう中学生ですか。
ところで来週ワシントンに行きますが、あのころビールばかり飲んでいた人たちのご夫婦のお子様、もしかしたら生まれているかもしれないらしいです、到着するころには。

投稿: koh | 2005年4月10日 (日) 00時27分

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