« [書評]大東亜戦争とスターリンの謀略 Conspiracy... | トップページ | 「カトリックはなぜ永続するか」 »

2005年5月19日 (木)

べき乗則とネット信頼通貨を語る夕べ ~SNSを考える~

また、開催させていただきました。ほんとうにたのしかったぁ!

なんでも続けるもので、「語る夕べ」始まって以来の大入りで30名を超える登録をいただきました。びっくりしました。ご参集いただいた方々、特に立ち見までして下さった方、貴重な貴重な本当に得難いプレゼンいただいた方々、オブザーバー参加いただいた美貌の某X先生、.barの神田さん、.barのスタッフ(お客様だった?)のみなさんほんとうにありがとうございました。

恒例の私の印象!

■ソーシャルネットワークシステム分析 by yujimさんら

いろいろな事情があるので詳しく書けませんが、すごいです。本当に多分世界で初めてのリアルな人間関係を反映した自然生成の巨大ネットワークの全数調査です。もう、クラスター係数も、パス長も、ばりばりです。二部グラフです。ダイナミクスです。縮約です。

yujimさん、まことさん、shibataさん、ユキジさんらの、コラボレーションの成果ですね。って、一応私も少しだけお手伝い(足をひっぱってるだけ?)させていただいています。

まだ、定性調査段階ですが、ここから先をものすごく期待しております。

■FOAFを使ってP2PでSNS by tomoさん

DHT(分散ハッシュテーブル)の技術を使って、SNSをどう実現するかについて発表いただきました。サーバーのないピュアP2Pでも、委託関係というか、分散することにより、SNSを構築可能であることを見事に証明されていらっしゃいました。やはり、ネットの世界においても人と人との信頼性がとても大事なのだなと改めて実感しました。

そうそう、改めて感じたのはハッシュを使うことによりべき乗則的な集中というか、資源の上でのハブを分散することができるというのは、すごいことだと思いました。前からいろいろな方に申し上げているのですが、この技術を使って社内でLANにつながっているPCの余剰資源を使って分散型仮想ファイルサーバーが実現できるんじゃないかなと思っています。どなたか私のような素人でも使えるシステム作ってくれないかなぁ。

↑これってすでに存在しているようです。ただいま情報待ちしてます。

ちなみに、tomoさんから補足の情報をいただいております。

今日のプレゼンはかなり省略しているので、補足です。
P2P-SNSについてもっと詳しい資料は以下にあります。
概要;
http://homepage3.nifty.com/toremoro/p2p/dhtaaa.html
プレゼン資料(pdf)
http://homepage3.nifty.com/toremoro/study/p2pstudy2/Tomo.pdf

P2P-SNSのコア技術のDHT(分散ハッシュテーブル)についての内容もHPに書いてあります。
概要:
http://homepage3.nifty.com/toremoro/p2p/dht1.html
入門編:
http://homepage3.nifty.com/toremoro/p2p/dhtintro1.html

■SNS販売状況とオープンソース開発との関係 by 手嶋守さん

手嶋屋の手島さんから、現在どのような分野でSNSが導入されているかということと、SNSのシステムをオープンソース化されたことについてご報告いただきました。これは結構すごいことだと思われます。前々から下手なグループウェアよりもSNSの方が会社の生産性をあげるのではないかと思っていましたが、これで一気に各社のSNS導入が早まるかもしれません。

■近接学理論 by 神田さん

これはもう私が下手なことをもうしあげるよりも、ずばり「オープンソース化してます」と神田さんがおっしゃった資料へのリンクをおきます。某先生からツッコミありーの、、かなりエキサイティングでした。

http://knn.typepad.com/knn/files/snsw.swf
http://knn.typepad.com/knn/2005/05/sns.html

ちなみに、一応これでも私は実験心理バックグラウンドなので、「近接距離」の話はとても懐かしかったです。

■ベキ分布を作り出すシミュレーション by タダシさん

もう、私大興奮でした。瞬間、タイムキーパー役をやっていることを忘れていました。ご迷惑をおかけしたみなさん、ほんとうに申し訳ございませんでした。

どこまで書いてよいのかわかりませんが、タダシさんは生物系の方なので、ライフゲームみたいなシュミレーションを作ってらして、そのセル(種)の系統樹みたいのを書くと種の系統ごとの残存数がべき乗になるという...しかも、その生成と滅亡による種の数をグラフにとると「波」になることを示しておられました。

もう、タダシさんのプレゼンで複雑ネットワークから、同期現象、ビジネスの栄枯盛衰までひとつの線でつながったように感じました。生成して、死滅すること自体が本質であり、べき乗を生じるのだと。いや、ちょっと自分の感想書きすぎですね。

こちらもタダシさんから補足をいただいています。

報告が遅くなりましたが、14日の私のプレゼンで用いたマルチエージェント・シュミレーターは以下の製品です。
「JAVA KK-MAS」
http://www.kke.co.jp/iit/mas/index.html
大学関係者は今年の10月31日までは無料で使えるようです。
JAVAを用いない旧バーションはこちら。
http://www2.kke.co.jp/mas/

■株価の“ゆらぎ”分析 by ゴールドスロープさん

ゴールドスロープさんとは、実はブログを書き始めてころからのご縁でコメントしあったりしていたのですが、実は研究者でらっしゃってべき乗則と関係の深い「1/fゆらぎ」や社会ネットワーク分析関連の研究をされていることをつい最近知りました。びっくりしましたぁ!

プレゼンをいただいて、1/fゆらぎがまさにべき乗則的にさまざまな波長の波を含むこととか、1/fとはf^-1(周波数のマイナス一乗)だということを知りました。ゆらぎについてほとんど知らなかったのですが、ちょうどSYNCを読了したところでもあり、べき乗則と「波」は関係が深いのだと思いました。また、高安秀樹さんのエージェントが3人以上で株価や為替市場の変動のようなカオス的な現象が生じることと重ねて考えると、実は参加者が多いか少ないかで周波数の「ゆらぎ」が変わってくるのではないかと思いました。

・参照:ゆらぎ研究所 1/fゆらぎとは?


■途中経過 by ひでき

時間切れでプレゼンできなかったのですが、最近いくつかのシュミレーションにはまっているのですが、うまくいっていないので、「HELP!」という中身でした。

http://homepage2.nifty.com/hhirayama/hotaru.pdf

■いんやぁ!

楽しかったです。ほんとうにありがとうございました。なんつうか、一気にいろいろなことがつながったように感じました。私は通常ものすごく地域的な仕事をしています。しかし、「ネット」という非常に適応度の高い媒体があることにより、語る夕べにご参加いただいたすばらしい方々とお会いでき、討議できほんとうにありがたく感じております。

|

« [書評]大東亜戦争とスターリンの謀略 Conspiracy... | トップページ | 「カトリックはなぜ永続するか」 »

コメント

こんにちわ 非常に面白そうですね!資料よまさせて頂きます。
実は当日、渋谷にいたのですが場所がわからず。いけず。次はちゃんと連絡先をメモっていきます 笑 

投稿: kinjo | 2005年5月22日 (日) 06時15分

kinjoさん、おはようございます、

いや、それはほんとうに申し訳ございませんでした。またも、運営の不手際発覚です。私の説明がわるかったのだと思います。

あの、ほんとうにこれにこりずにぜひ次回参加してください。今度は、ちょっとテーブルを囲んでゆっくり話す機会を作りたいと思っています。

投稿: ひでき | 2005年5月22日 (日) 09時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: べき乗則とネット信頼通貨を語る夕べ ~SNSを考える~:

» SNSを語る会 [試しに私が書いてみる]
HPO:個人的な意見 ココログ版: べき乗則とネット信頼通貨を語る夕べ 〜SNSを考える〜 行かなかったのですが、詳細レポがあがってたので。 [続きを読む]

受信: 2005年5月20日 (金) 13時37分

» 狭い世界では、「ベキ法則」が通用しないんだろうか? [FIFTH EDITION]
R30さんが、こんな話をしている。 ネット時代の「マネ下デンキ」戦略の成否 この話、すっごい面白かった。 で、ちょっと、下記の3ページを見てみてください。 全国新聞シェア一覧 国勢調査 日本統計地図 都道府県・市区町村別人口密度(1km2当たり人口 ブログ調..... [続きを読む]

受信: 2005年5月22日 (日) 13時05分

» SNSオープンソース開発 [ITと地域活性化(NPO法人グローバルシップ)]
SNSオープンソース開発について 地方の活性化を目標に、オープンソースのSNSを開発しませんか? 「私も参加したい」 と思う方は 、 件名に「SNS開発参加希望」と書いて、 (1)メールアドレス (グローバルシップとの連絡用に使用させていただきます) (2)氏名 (3)この開発に対..... [続きを読む]

受信: 2005年8月25日 (木) 00時32分

» SNSのオープンソース開発に伴う参加者募集のお知らせ [my weblog]
SNSのオープンソース開発に伴う参加者募集のお知らせ ——————————————————————————– この度、特... [続きを読む]

受信: 2005年8月25日 (木) 00時32分

« [書評]大東亜戦争とスターリンの謀略 Conspiracy... | トップページ | 「カトリックはなぜ永続するか」 »