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駒ヶ根の井坪建設さんってどなた?

前の記事のつづきです。もうひとかた、パネラーとして参加してくださった長野県県駒ヶ根市の井坪さんです。井坪さんは、駒ヶ根青年会議所の理事長をつとめられる傍ら、断熱、遮熱に関する新商品を次々と開発していらっしゃるということでした(あ、逆ですね?)。

本ブログでも紹介した「こんな家で暮らしたい!」で取り上げていただいた内外断熱工法に随分以前より取り組まれていて、完成度の高い家造りをされてこられました。また、断熱から遮熱へとレンジをひろげ、はるだけで紫外線を99%カットするフィルムや、ぬるだけで夏の屋根の暑さを抑える塗料などの新しい商品系列を展開されているということでした。塗料のデモンストレーションを見せてもらいましたが、強い照明を普通の塗料をぬった鉄板と遮熱塗料をぬった鉄板の温度の変化をみなしたが、3分たったら80度C余りと50度Cあまりと大きく差が出ました。これは、建築に関係するものとしてかなりすごい結果なのです。

他にも人材育成の問題や、今後の展望などいろいろと問題意識を共有しました。年齢がいっしょだからか、職業がいっしょだから、思いはほんとうにひとつだなという手ごたえを感じました。パネルディスカッションとして、語ることはもしかするとブログで語ることに近いのかとも感じました(あ、これも逆かな?)。

■参照リンク
井坪建設
駒ヶ根青年会議所 2004年度

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長浜の船浅さんってどなた?

先日、建設業界の関係の勉強会に出席させてもらいました。パネルディスカッション形式で、同世代の建設業者がどのような市場認識で、どのような取り組みをしているか、そしてどうやって生き残ろうとしているか、を発表しあいました。発表しているうちに、段々自分の仕事である建設業とこのブログとは別に自分の勝手な意見をかいているブログとが重なる感触があったのですが、それはまた別な機会に書きます。

パネラーとして参加してくださった中に、滋賀県長浜市の船浅さんがいらっしゃいます。株式会社 船浅の藤居社長さんのお家は、秀吉のころから続いている家で、昔は船大工さんだったそうです。先代は、材木業を営んでいらっしゃったのですが、現在は大工さんを育てるところから家造りにとりくんでいらっしゃいます。

以前、材木関係の仕事をして大工さんと取引をしていた時、藤居さんは大工さんが後継者を育成していないことに気づきました。「伝統的な大工の仕事がとだえてしまう」、という危機感をいだき10年以上前から大工さんを育て、一棟一棟こころをこめて地元で家造りをしてこられました。もともと材木屋さんですから、木に目がききます。目利きを生かして、無垢の木をきちんとつかっているそうです。

無垢の木をきちんと使うというのは、昔は木を切るにも決まった時期があり、切った木を自然乾燥させてから、その年輪をみて家のどこに、どの方向で、どんなふうに材木を使うか、ひとつひとつ知恵があったそうです。いまでは、工業化がすすみ、プレカットがすすみ、そういう知恵はまったく無視されてしまっています。船浅さんでは、プレカットを使わずに一本一本を大工さんが手で刻んで家を組み上げているそうです。

そもそも、長浜というのは秀吉が最初に城をもったところで、昔から北国街道(ほっこくかいどう)の要所として栄えてきた街です。前にも書きましたが、江戸期から明治期にかけてのすばらしい商家などが残っているところです。いまは、交通のネットワークも変わってきてしまい、ある意味不便なところですが、藤居社長と意見が一致したのは、不便であることの価値です。大手企業が場合によっては、撤退してしまうような場所で昔ながらの伝統技術をいかして商売をさせていただくことの価値をあらためて感じました。

■参照リンク
木の家フナアサホーム
普請道楽ってなに? (当サイト記事)

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[書評]こんな家で暮らしたい!

今回は、かなり手前味噌な記事です。私のお客様が書いてくださった本の紹介です。

同じ人生送るなら、こんな家で暮らしたい」 by 岡本陽子さん

岡本陽子さんは、いつお会いしても元気はつらつとしていらっしゃいます。お会いするたびに元気をいただけます。昨年も、あるお習い事に集中されていらっしゃいました。それも、失礼ですが60才をすぎてからはじめられたことだそうです。

お家を建てるときの情熱も、すばらしかったです。ほんとうに住みやすい、家族が幸せに暮らせる家をたてるんだという意気込みがじんじん伝わってきます。建築屋として仕事をさせていただいていて、本当に頭の下がる思いでしたし、何度も自分の勉強不足を痛感させられました。

今、私どもがお手伝いさせていただいたお家で、ご家族とともに暮らしてらっしゃいます。

この本は、そんな岡本陽子さんがめいっぱいの愛情をかけて書いてくださった本です。本の中でもおしかりをいただいております。読みかえすたびに身がひきしまります。あ、私もちょこっと出していただいております、はい。

■参照リンク
FM-FUJI(78.6) WEST END TALK
  放送日2004.2.29 出演:アナウンサー 井形 慶子さん 、ゲスト 岡本 陽子さん
・All About Japan:住まいを考える 最新ガイドおすすめ書籍 (これは知りませんでした。下の方ですが、推薦していただいております。藤原 千秋さんありがとうございます!
井形慶子さん (岡本さんの出演されたFMのパーソナリティーの方です。

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辰野金吾って誰?

やたらとひさびさだが、みのまわりで建築ネタがあったので、記事とさせていただきます。

知人が小樽の話しをしていました。小樽には、日本銀行の支店があり、建築としてとても有名です。この建物は、東京駅の設計で有名な辰野金吾の作品です。辰野金吾は、まさに明治の近代日本の創生期に活躍しました。留学した経験を生かし、いかに西欧の建築を日本らしい形に造形するかに腐心したと聞いています。

■参照リンク
辰野金吾小伝

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