終の棲家ってなに?
ひさびさのエントリーで緊張しております。
実は、このエントリーを書くのにこれまでものすごく時間をかけて1エントリー、1エントリーずつ書いてきました。なんで仕事と関係ないブログだとすらすらかけるのに、仕事からみだと1行書くのに30分もかかったりするのでしょうか?不思議でなりません。そこで今回は少し肩の力を抜いた書き方をさせていただきます。
さてさて、「終の棲家」です。正直、この言葉を始めて聞いたのは「こんな家で暮らしたい」を書かれた岡本陽子さんからでした。辞書通りの意味でいえば、「自分の終わりをまっとうする家」ということになるのでしょうか?
普通の意味だと、自分がここで死ぬのだという諦念のようなニュアンスを感じます。
しかし、岡本さんの場合は違いました。終の棲家のつもりで建てたお家でしたが、逆に元気になってしまったとおっしゃっていました。50歳を過ぎてから始められたピアノや、お孫さんの教育など、常にご自身が一番大好きで、一番集中できるものに没頭されるお姿を時々拝見させていただくと私まで元気になれそうです。
一方、最近多いのが、人生の最後の最後まで一人あるいはパートナーの方と二人で人生の終着点まで元気に暮らせる家に建て替えたいという50代、60代のからのご相談です。正直、そういう方は家作りにこだわりを持っていらっしゃることが多いのですが、非常にお家を建てる過程を楽しんでいらっしゃいます。「いやあ、家づくりは楽しいね。でももうこれから先は家を建てるエネルギーはなくなっちゃうかもしれないよ。」と笑いながらおっしゃる方もいらっしゃいます。こういう時、とても自分が大事なこととかかわらせていただいていることを実感します。
手前みそなんですが、私の家では今の時期(平成17年2月23日現在)でも深夜遅くに帰ってきてそのままどぼんとお風呂に入れます。別に特別なことをお風呂場にしているわけではないのですが、お風呂場の床が全然冷たくありません。夜中におトイレに起きたとき、素足で床に足をおろしても冷たくありません。家全体でほとんど温度差がないというのが内外断熱のよいところです。年をとればとるほど温度差がつらくなるといいます。「冷たい!」というショックがない家というのは、多分自分が高齢化してもきっと自分を支えてくれる気がします。
最高気温 10.5℃
最低気温 2.8℃
露点温度 -5.8℃
@ Yahoo!天気情報
今回はちょっと宣伝じみてしまいましたが、いつまでも健康で自分たちで自立して生活できる「終の棲家」というのは私の大きなテーマになるような気がして、今回のエントリーを書かせていただきました。
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コメント
多分自分が高齢化してもきっと自分を支えてくれる気がします。
投稿: cartier replica | 2016.02.18 12:05 午後