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建設業の信頼性とは?

先日、桃知先生の「桃論」という本を読みました。ITの活用から現代思想、業界の現状まではばひろくい話題が詰め込まれていますが、本書の究極のメッセージは、「中小建設会社は本当に地元の方々から信頼されているか?また、建設会社はその大切さを実感しているのか?」ということだと感じました。

4767802008『桃論』―中小建設業IT化サバイバル論
桃知 利男
エクスナレッジ 2002-11

by G-Tools

私自身を含めて建設屋の社長は「地元のお陰で」とか「地元のために」とか公の場所で口にします。しかし、本当にどれだけこの信頼によって自分の商売が成り立っていることを自覚しているでしょうか?

私もこの業界の人間です。いくつかの会社さんの栄枯盛衰を見せていただいています。地域の建設会社が地元から離れてしまった時のもろさを見た経験もあります。

このまま成熟社会が続けば建設会社はどちらかというと「儲からない」業種になっていくのでしょう。しかし、地域、地元が繁栄していくためには地域独自の個性のある建築、メンテナンスは必須です。独自の建築、メンテナンスを安定して供給し、地域の繁栄に努力することこそが地域、地元の建設会社の意義ではないでしょうか?

「桃論」を読ませていただきこのようなことを感じました。学ぶことが多かったです。2002年の出版当時に本書のメッセージが真剣に受けとめられていたら、耐震偽装の問題はより被害が少なくなっていたはずだと、私は思っています。

■リンク
『桃論』:建設業の種的信頼 by 桃知先生

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» 『桃論』:建設業の種的信頼 [ももち ど ぶろぐ]
ひできさんが、ご自身のブログ―KEN: (仮称)建築屋の社長ブログ 「建設業の信頼とは?」で、『桃論』について書いてくださった。 この本を書いた当事者とすれば、とても嬉 [続きを読む]

受信: 2006.08.22 08:51 午後

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