« 駅前と郊外が入れ替わる時って? | トップページ | 建設業界はオープンソースなのか? »

突き抜けた経営者って?

やはり、インパクトのある会社にはインパクトの経営者がいらっしゃるのだなと実感しました。日本型CMで有名な希望社さんの桑原耕司社長です。

Kuwahara01

希望社 トップの紹介

随分以前桑原社長のセミナーに参加させていただきました。なんかすごいとっぴょうしもないことを言う人がいるなぁというのが第一印象でした。建設業界はそんなに簡単にかわらんだろうというのが、正直な私の実感でした。

毎号毎号楽しみに読ませていただいている「飛翔」を読ませていただくに連れて、これは凄い人、すごい会社なんだなと次第に実感するようになったのはいつ頃だったでしょうか。今回の「飛翔 2006.9」を読ませていただいて完全ノックダウンです。まいりました。

建築情報誌「飛翔」97号を発行しました @ 希望社

記事の内容は、内定から入社の研修の内容なのですが、すさまじいです。なかなかこういうことはできません。しかし、現代における王道を行っているのではないか、新米ですが建築屋の社長をさせていただいる今、思います。小さくまとまることが社長ではないのだと、なにをしようと突き抜けるところはとことん突き抜けていくのが社長の仕事なのだと思いました。

ご自身が「働かせられない働き方」を目指してこられたことを述べた後に、こう書いていらっしゃいます。

ただやはり、これまでの企業社会がつくってきた、会社がなくて生きられない社員を、今後は会社を活用しながら生きる「自立した人間」に転換させていただきたいと思います。 それは、20世紀の価値観(会社と社員の相互依存)とシステム(雇用関係)に基いた「会社」を、「自立した人間」のために役立つまったく新しい集団(それは「会社」と言わないかもしれません)に変えていくということなのかもしれません。

衝撃を受けています。これから遅ればせながらご著書を読ませていただきます。

4569649610社員が進んで働くしくみ 「働かされない働き方」が強い会社をつくる
桑原 耕司
PHP研究所 2006-07-27

by G-Tools

桑原社長のほかの著作 (アマゾンインスタントストア)

|

« 駅前と郊外が入れ替わる時って? | トップページ | 建設業界はオープンソースなのか? »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりでございます、世の建築屋の社長が、(仮称)さんの様に熱ければ、良いのですが!「世の中なかなか、かわりませんね!」僕は、親父と二人の小さな工務店ですが「最近は、若いお客様のニーズにも対応する為」「高断熱・高気密」が
設備投資も掛からず、広く普及出来る物と考えて「事あるたびに、説明(勿論、工務店や、職人を抱えた大きな大工さんに、説明するし、順序だてて話しますが、反応にぶし!)勿論今まで、四国・香川県では、「冬は、寒いものが当たり前すぎて、
何で今更」温かくする必要があるのか?はっきり言って「良く勉強されている、お客様の方が、工務店より、上です!」物の普及率とは、あるカーブを境に急に上昇を始めます(それは、
プラズマや液晶テレビが、爆発的に普及した様に「売れ出したら、後から乗ろうかでは、後の祭りです!」社長が年取りすぎなら、二代目に期待したいのに「集まるシステムが、建築士会でも、商工会議所でも、残念ながら、今はありません!」
(仮称)社長のお知恵で、何とか危機感を共有する、若い建築屋を、結集する方法は、無いでしょうか?
すいません、無理ばかり申しまして、しかし今、何とかしないと「日本の建築職人の、伝統まで消えてしまいかねません」
伝統を、失わない為にも、勝ち残る一つの方法が「高断熱・高気密」と思っております。

投稿: かまぱん | 2006.09.26 07:28 午後

かまぱんさん、こんにちは、

いわゆる「ティッピングポイント」ですね。

http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2006/03/post_0555.html

ものごとが大きく変わるポイントがあるということですね。パーコレーション現象ともいうようですが。

お客様が住宅をどこで建てようとするかの考え方についてもすでに「ティッピングポイント」を通貨してしまったのかもしれません。

投稿: ひでき | 2006.09.30 12:36 午後

過去の、内容読ませて頂きました、その中で「人と人との関係が大切、少子化で心配!とありましたが」地球上には、60億人います、今は無理でも、遠くない将来「日本も移民を受け入れる、普通の国になるでしょう!」建設業全体のパイが縮小し続けるとは、思いません、勿論多くの論議とナショナリズムの高揚が、思わぬ方向へ向かわないとは、限りませんが「日本人は、元々心配性が多いので、ケセラセラと生きていくのも、必要な国際化かと思います」

投稿: かまぱん | 2006.10.01 12:10 午前

かまぱんさん、こんにちは、

そっすよね。心配性すぎる日本人が多すぎるのかもしれないという気が最近しています。

ただ、なんらかの潮目が変わったのを感じます。

投稿: ひでき | 2006.10.02 10:06 午後

お世話になっております。
希望社 飛翔編集室の原と申します。

このたびは弊社、ならびに「飛翔」を取り上げていただきありがとうございます。
これからも皆様に興味を持って読んでいただけるような誌面にしていきたいと思いますので、ご支援よろしくお願いいたします。

それでは失礼致します。

投稿: 原 大軌 | 2006.12.12 10:02 午前

原さん、

はじめまして。コメントありがとうございます。

お察しのとおり私は「飛翔」の愛読者です。

現在の日本を揺るがす建設業界のニュースを見るに、桑原社長の先見の明をつくづく感じます。

御社のますますの発展をお祈りいたします。

投稿: ひでき | 2006.12.12 04:06 午後

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 突き抜けた経営者って?:

« 駅前と郊外が入れ替わる時って? | トップページ | 建設業界はオープンソースなのか? »