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書評 月に響く笛 耐震偽装

いや、この本はかなり核心に触れていると思いました。

4903786005 月に響く笛 耐震偽装
藤田 東吾
imairu  2006-12-28


by G-Tools

ここに書いてあることが本当なら、多くのホテルの改修で使われたアラミド系の補強材や、限界耐力と保有水平耐力との二重基準の矛盾点を含めて、平成17年11月17日の国交省発表以前に、その後問題になったこと、対策を取られたことの多くは関係者の間ですでに論じられていたことになります。

「そうした情報をすべて知っていたはずの国交省は一体なにをしたんだろう?」という疑問をぬぐえません。

衝撃的だったのは、SBIの援助を受けて再構築を図ろうとしたイー・ホームズが、某マンション・ホテルグループの案件について告発を行ったとたんに例の増資をめぐる犯罪が告発されて、一転逮捕に向かったというくだりです。

実は、某ホテル・マンショングループで工事が中断している案件が近くにあります。

藤田東吾さんは、文章がうまいです。少々、体調を悪くしていたのですが一気に読ませる文章だったので、一日で読んでしまいました。

アマゾンで書評を書いてしまいました。建設会社の社長としてあってはならぬことですが、あまりに衝撃的だったので藤田さんを少しでも応援したいという気持ちで書きました。

なぜこの本が出版できなかったのか?

そして、この本を本屋で売れないのか?それほどまでにこの国の既存勢力は腐っている。

かなりまっとうなことだけを藤田東吾さんは書いている。

個人攻撃ではなく、システムとして腐っていることを明確に書いている。

それだけだ。

この本は多くの人に読んでももらい、行動を呼びかけるべきだ。

手遅れになる前に。

また新たな耐震偽装が明らかになったとニュースで報じられています。関係者の方は大変だと思います。しかし、国土交通省が動き出したのはこの本の出版が契機となったのではないでしょうか?日本はまだ見捨てたものではないのだと信じたいです。

■参照リンク



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コメント

先々週のとある日、この書評を読んでamazonで注文してしまいました(後から本屋で買った方が早く届いたと気付きましたがが^^;)。平日の空き時間と、この連休で3回読み直しました。耐震偽装事件を学ぶ上でよい資料ですね。いい本を紹介していただいてありがとうございました。そのうち自分のBlogにも感想を書こうと思います。

投稿: タコ君 | 2007.02.12 04:21 午後

タコ君さん、こんにちは、はじめまして、

なんか自分の書評を読んでこの本に興味を持ってくれた方がいること自体うれしいです。

タコ君さんの感想を楽しみにしております。書いたらぜひ教えてください。

投稿: ひでき | 2007.02.12 09:23 午後

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